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第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会

通信対局規約

TCP/IP上でNNGSに改変を加えたものを使って対局するものとする。

1.ネットワーク環境

  • 会場にはネットワークケーブル(RJ-45 モジュラージャック)が準備される。 参加者は、そのネットワークケーブルを用いて計算機をネットワークに接続する。
  • IPはDHCPで割り当てられる。ただし、ネットワーク環境の不具合によってDHCPによるIPの 割り当てが困難な場合には手動でIPを設定していただくことがある。

2.対局サーバ

  • 対局サーバはNNGS 1.1.22をベースに修正を施したものを使用する。

3.プロトコル

  • 通信対局にはNNGSを拡張したプロトコルを用いる。なお、マッチング及びゲームの開始は、AI竜星戦2018と同様に管理者が操作する。
    参加者が使ってよい命令は下記の5種類に限る。
    1. ログイン・ログアウトのための通信
      [ユーザ名, パスワードの送信, "quit"コマンド]
    2. 対局のための通信
      [石を打つ位置の指定, "pass"]
    3. 表示を簡略化するための命令
      ["set client FALSE", "set verbose FALSE"]
    4. 残り時間を問い合わせる命令
      ["time"]
    5. 対局を終了する命令
      ["done"]

    この種類以外の通信を行い、サーバまたは相手方に問題が生じた場合には、 処罰の対象になることがあるので注意すること。

    管理者が対局開始するために、以下のコマンドが用意されている。

  • 対局を開始するための通信
    ["adminmatch"コマンド]
    テスト期間中のみ管理者用の”admin”アカウントからテスト対局を開始することができる。この期間中は、パスワードadminでログインできるように する。このコマンドを自由に使っても良いが、本番では”admin”アカウントにパスワードをかけるので、本番中については、管理者以外使うことはできな い。
    コマンドは以下のように使うこと。
    player1とplayer2にログインした状態で、”admin”アカウントで以下のように入力する。
    "adminmatch <player1> <player2> <color> 19 <minutes> <seconds>"
    例えば、alpha対betaを、持ち時間30分、秒読み無しで、alphaの黒番で始めるには
    "adminmatch alpha beta b 19 30 0"
    となる。

4.終局手順

  • 連続して2回サーバが"pass"を受け取った場合に対局は停止するが、その後の死に石の情報を送信する手順は無視する。(行う必要はない)。各プレイヤは対局の停止の直後に"done"を送信する。なお、勝敗は前述の「対局ルール」の中の「4.対局のルール及び、終局と勝敗の決定」に基づいて決められている。

5.テストサーバ

  • 本番で使用するサーバはテスト用に以下のように公開する。 プログラムの動作チェックをすることを強く推奨する。(なお、テスト期間は、11月25日~12月12日とする。公開が遅れ、大変失礼いたしました。)
    サーバ:nngs1.3-ize.jp
    ポート:9696
  • テストサーバについて
    NNGS 1.1.22を独自に改変したプログラムを使用する。
    ユーザ登録をしなくてもゲストアカウントとして接続ができる。従来のようなユーザによるマッチング操作は行わない。“admin”が”adminmatch”コマンドを発行することでマッチングを行う。テスト期間中は”admin”アカウントのパスワードは、"admin"とする。期間中、参加者は自由に使って良い。「自作プログラムvs自分」といった形でのプログラムの動作確認を行うことができる。
    ユーザ登録(メールアドレスが必要)をしてもかまいません。
    【登録用コマンド】register ログイン名 メールアドレス 名前 名字
    ・メールアドレスにパスワードが送信されます。
    ・以後、接続にこのパスワードが必要となります。