大会目的
大会目的
AlphaGoの登場から7年が過ぎ、コンピュータ囲碁は新たな次元に入っています。人間にとって十分に強くなったコンピュータ囲碁は、プロ棋士の研究用として活用されるばかりか、アマチュアの対戦相手としても応用されています。囲碁の対局ではAIを用いた形勢判断が視聴者の理解を助けてくれています。
2019年より再開された本大会においても、毎年新しいプログラムが出現し、その実力は年々着実に上がり続けています。しかし、囲碁の深遠さは限りがなく、これだけ進化したAIをもってしても、解明にはほど遠い状態です。それだけに、囲碁の面白さは果てしなく、この深遠なゲームは、AI技術の貴重なベンチマークとして機能し続けています。
COVID-19でオンラインの大会が続いていましたが、今年から本来の対面の大会に戻し、開発者が一堂に会するイベントになります。オンラインでは、難しかった技術的交流が復活することで、本大会が益々活発なイベントとなり、楽しい大会になることを祈念しています。
2023年7月16日
実行委員長 伊藤毅志(電気通信大学)