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第16回UEC杯コンピュータ囲碁大会

通信対局規約

CGOSのサーバーをUEC杯用に改造したものを対局サーバとして使用します。

1.ネットワーク環境

会場にはWiFiが用意されている。パスワードは会場で公開される。
またLANケーブル(RJ-45 モジュラージャック)も準備される。
IPはDHCPで割り当てられる。ただし手動でIPを設定していただくことがある。

2.対局サーバ

  CGOS(UEC杯版)を利用する。サーバのソースはこちらで公開されている。

  サーバ :  123.45.67.89 (Slackでお知らせするIPに書き換えてください)
  ポート :  6819

3.CGOSへの接続用プログラム

  Go Text Protocol(GTP)で動くエンジンならば下の2つのいずれかでCGOSに接続できる。

  Linux, Windows
  cgos-client-python-v1.0.0.zip   PythonでCGOSに接続するスクリプト
  Windows
  cgfgoban112.zip                 CGF碁盤。Windows 11で動作確認済

  通常のCGOSに接続して対局が出来れば大会にも参加可能である。
  CGOS(UEC杯版)は日本ルールでコミ6.5、30分です。

4.接続用プログラムの設定 (cgos-client-python-v1.0.0.zip の場合)

  1. Pythonのインストール
    「Windows installer (64-bit)」を選択。
  2. python-3.11.4-amd64.exe を実行。"Add Python.exe to PATH" にチェック。
    "Install now" をクリック。
  3. cgos-client-python-v1.0.0.zip をダウンロード。
  4. cgos-client-python-v1.0.0.zip を展開。 
    「スタート」で右クリック、「エクスプローラ」、「ダウンロード」フォルダを開く、
  「cgos-client-python-v1.0.0」で右クリック、「すべて展開」
  5. simple.cfg を編集( cgos-client-python-v1.0.0\cgos-client-python-v1.0.0\ の下にある)。
    CommandLine = C:\Go\Lizzie\katago\katago gtp -modelC:\Go\Lizzie\katanetwork.gz -config C:\Go\Lizzie\katago-gtp10.cfg
    ServerHost = 123.45.67.89
    ServerPort = 6819
    ServerUser = your_program_name
    ServerPassword = password

    上は Lizzie に含まれる KataGo を動かす場合である。
    プログラム名は英数字で18文字まで。
    パスワードも英数字で18文字まで。初回ログイン時の内容で登録される。
  プログラム名と同じでも可。
  6. コマンドプロンプトを開く
    「スタート」「すべてのアプリ」「Windowsツール」「コマンド プロンプト」
  7. ディレクトリを移動(以下はコマンドプロンプトの中で)
    c:\Users\yourname> cd Downloads\cgos-client-python-v1.0.0\cgos-client-python-v1.0.0
  8. CGOSに接続
    > python bin\cgosclient.py simple.cfg
  テスト対局を開始、へ。




5.接続用プログラムの設定(CGF碁盤の場合)

 1. cgfgoban112.zip をダウンロード。
 2. cgfgoban112.zip を展開
 「スタート」で右クリック、「エクスプローラ」、「ダウンロード」フォルダを開く、
 「cgfgoban112.zip」で右クリック、「すべて展開」
 3. cgfgoban.exe を実行 ( cgfgoban112\cgfgoban112\ の下にある)。
 4.「設定」「GTPの設定」で
  C:\Go\Lizzie\katago\katago gtp -model C:\Go\Lizzie\katanetwork.gz -config C:\Go\Lizzie\katago-gtp10.cfg
 5.「対局」「新規対局」でBlackを「CGOS」、Whiteを「Computer(GTP)」に。
  (黒白は対局開始時に自動的に決まる)
  「IP(URL)」 123.45.67.89
  「Port」 6819
  「Login name」 your_program_name
  「password」 password
 6.「Board Size」 19
  「Komi」 6.5
  「Handicap」 None
 7. 「OK」でCGOSに接続します。



6.テスト対局を開始

  adminでログインしてテスト対局を開始する(大会ではこの操作は運営が行う)
 参加者はテスト対局を行うことを強く推奨する。大会当日の朝までテストが可能である。
 太字の赤が入力する部分でである。

 $ telnet 123.45.67.89 6819
 Trying 123.45.67.89...
 Connected to 123.45.67.89.
 Escape character is '^]'.
 protocol genmove_analyze
 e1
 username
 admin
 password
 admin
 ok
 who
 gnugo1 waiting 0 1800.0 200.0
 gnugo2 waiting 0 1800.0 200.0
 Aya waiting 0 1800.0 200.0
 match Aya gnugo1 1800 1800
 match Aya(1800?) gnugo1(1800?)


 これでgnugo1が黒番で対局が開始される。"match Aya gnugo1 1800 1800" だとdummy1が白番になる。gnugo1 waiting 0 1800.0 200.0 と waitingになっているのが対戦可能。

 ※ Windows版のtelnet はLine Modeに非対応なので推奨しない。
  PuTTYをご利用ください。64bit版のバイナリ

  PuTTY.exe を実行して
   「Host Name」 123.45.67.89
   「Port」 6819
   「Connection Type」で 「Other」を選択してコンボボックスから「Raw」
   「Open」で接続。

7.対局を観戦

テスト対局を含む観戦は http://203.138.189.63/uec2023/ で可能である。
自力でCGOSに接続する人用の通信プロトコルのサンプルはこちら

8.お願い 

  今回から評価値と読み筋をサーバに送って表示できるようになりました。表示例など。
  ぜひ cgos-genmove_analyze を実装して評価値と読み筋を送ってください。
  実装例のソースです。