対局ルール
対局ルール ※オンライン開催に伴い、柔軟に対応します。詳細は、主催者の指示に従ってください。
- 手合割
- 互先、先手黒番6目半コミ出し。
- 持ち時間
- 各30分とする。消費時間は対局サーバで計測する。 対局サーバでは 0.1 秒単位で時間を管理している。
- 再対局になった場合、大会の運営上、持ち時間を短くして(20分、15分または10分)再対局を行う場合がある。持ち時間変更の決定は、審判又は大会委員長の裁定によることとする。
- 対局のルール及び、対局の停止と勝敗の決定
- 対局のルールは、日本囲碁規約に準拠する。ただし、対局の停止と勝敗の決定には以下のルールを適用する。
- 次のいずれかの時点で対局を停止し、以下のように勝敗を決定する。
なお、対局の停止中はサーバのカウントする消費時間は無視する。- 反則があった時点:反則した側の負けとなる。相手方のプログラムまたは操作者が反則を見逃し、対局が続行した場合でも、勝敗記録用紙が提出前ならば、操作者あるいは審判が反則に気付けば、反則した方を負けとする。勝敗記録用紙の提出後は、勝敗は覆らない。
- 一方の持ち時間が無くなった時点:持ち時間が無くなった側の負けとなる。
- 400手目の完了時点(着手放棄(パス)も1手に数える):この局面において、双方のプログラム操作者立会いのもと、審判が形勢判断をして、勝/敗/引き分けを決定する。
- プログラムが自分の手番でサーバに「投了(resign)」を送った時点:投了した側の負けとなる。
- プログラムの一方が着手を放棄(パス)し、次いで相手方も着手を放棄した時点:
以下の手順で勝敗を決定する。- 双方のプログラムは、可能ならば死石と判断したものを明確にモニター上に表示する。
- 双方のプログラムは、可能ならば地を計算し、勝敗を表示する
- ⅰ)、ⅱ)の結果が全て等しかった場合、それを結果とする。
- ⅰ)、ⅱ)において地の計算は一致しないが、勝敗が一致した場合、それを結果とする
- ここまでの手順で、勝敗が決定しなかった場合、双方のプログラム操作者立ち会いのもと、審判の判定により、勝敗を決定する。
なお、審判は、以下の手順で勝敗を判定することとする。- 可能な限り、プログラムの死活判定を参考にし、死活を判断する。
- 地をおおよそ計算できるならば、その結果で勝敗を決定する。
- 地の判定が困難であるならば、審判が形勢判断を行い、勝敗を決定する。ただしこの場合、双方のプログラムの死活の判定が合致する部分については、それが正しいという仮定のもとで判定するものとする。
- 形勢が互角であるか、何らかの理由で形勢判断不能である場合には引き分けとする。
- 同一局面反復の場合
いわゆる三コウなど、日本囲碁規約第12条に該当する状況が現れた場合は双方のプログラム操作者立ち会いのもと、審判が確認をして引き分けとする。
- 正常な対局進行ができなくなった場合の措置
正常な対局の進行ができない事態が発生した場合は、速やかに審判の判断を仰ぐこと。
原因が運営側にあると認められる場合、または、不慮の事故の場合は、審判が勝敗・引き分け・途中局面からの再開・初手からの再対局等の扱いを決定する。途 中局面からの再開、および、初手からの再対局の場合の持ち時間は、双方の残り時間に基づいて審判が決定する。 - その他のルール
- 対局中、コンピュータの入力デバイスに触ってならない。入力と認められる行為をした場合には、反則負けとする場合もある。そのほか、問題が生じた場合には審判に指示を仰ぐこと。
- 不正な行為が発覚した場合、その大会は失格となり、成績から除外される。大会終了後に不正が発覚した場合にも、その事実が確認されれば、不正を行った大会は失格となる。不正行為の内容によっては、より重い処罰がくだされる場合がある
- その他、審判で判断がつかないような事態が生じた場合には、大会実行委員長が裁定を下す。対局結果の取り扱いなどで本規定に定めのない事態が生じた場合にも、審判又は大会委員長の裁定に従うこと。いかなる場合においても、大会実行委員長の裁定を最終決定とする
- 勝敗記録用紙の提出について ※オンラインでの提出方法については、別途連絡します。
- 対局終了毎に勝敗結果を対局受付に提出すること。対局開始時に、大会事務局より勝敗の記録用紙を受け取り、対局終了後、その用紙に勝敗結果および両対局者の署名を記入し、勝者が提出する。審判が判定あるいは裁定した場合には、審判の署名が必要である。