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第12回UEC杯コンピュータ囲碁大会

通信対局規約

TCP/IP上でNNGSに改変を加えたものを使って対局するものとする。

1.ネットワーク環境

  • 会場にはネットワークケーブル(RJ-45 モジュラージャック)が準備される。 参加者は、そのネットワークケーブルを用いて計算機をネットワークに接続する。
  • IPはDHCPで割り当てられる。ただし、ネットワーク環境の不具合によってDHCPによるIPの 割り当てが困難な場合には手動でIPを設定していただくことがある。

2.対局サーバ

  • 対局サーバはNNGS 1.1.22をベースに修正を施したものを使用する。

3.プロトコル

  • 通信対局にはNNGSを拡張したプロトコルを用いる。なお、マッチング及びゲームの開始は、AI竜星戦2018と同様に管理者が操作する。
    参加者が使ってよい命令は下記の5種類に限る。
    1. ログイン・ログアウトのための通信
      [ユーザ名, パスワードの送信, "quit"コマンド]
    2. 対局のための通信
      [石を打つ位置の指定, "pass"]
    3. 表示を簡略化するための命令
      ["set client FALSE", "set verbose FALSE"]
    4. 残り時間を問い合わせる命令
      ["time"]
    5. 対局を終了する命令
      ["done"]

    この種類以外の通信を行い、サーバまたは相手方に問題が生じた場合には、 処罰の対象になることがあるので注意すること。

    管理者が対局開始するために、以下のコマンドが用意されている。

  • 対局を開始するための通信
    ["adminmatch"コマンド]
    テスト期間中のみ管理者用の”admin”アカウントからテスト対局を開始することができる。この期間中は、パスワードadminでログインできるように する。このコマンドを自由に使っても良いが、本番では”admin”アカウントにパスワードをかけるので、本番中については、管理者以外使うことはできな い。
    コマンドは以下のように使うこと。
    player1とplayer2にログインした状態で、”admin”アカウントで以下のように入力する。
    "adminmatch <player1> <player2> <color> 19 <minutes> <seconds>"
    例えば、alpha対betaを、持ち時間30分、秒読み無しで、alphaの黒番で始めるには
    "adminmatch alpha beta b 19 30 0"
    となる。

4.終局手順

  • 連続して2回サーバが"pass"を受け取った場合に対局は停止するが、その後の死に石の情報を送信する手順は無視する。(行う必要はない)。各プレイヤは対局の停止の直後に"done"を送信する。なお、勝敗は前述の「対局ルール」の中の「4.対局のルール及び、終局と勝敗の決定」に基づいて決められている。

5.テストサーバ News!

  • 本番で使用するサーバはテスト用に以下のように公開する。 プログラムの動作チェックをすることを強く推奨する。
    サーバ:3.135.20.132
    ポート:9696
  • GTPで動くプログラムであれば、下の2つのいずれかを用いてNNGSに接続することが可能である。
    Windows
    cgfgoban109.zip CGF碁盤。AI竜星戦に接続可能なオプションを追加
    Linux, Windows
    GTP_20180715.tar.gz 2018年AI竜星戦、2019年UEC杯のadminmatchを利用するrubyスクリプト。
  • 大会前日までテストが可能である。CGF碁盤を用いて対局するには
    0. 「設定(C)」「GTPの設定(G)」「GTP engine full path」に 「c:\go\gnugo\gnugo.exe --mode gtp」 でGTPで動くあなたのプログラムを登録。
    1. 「対局開始」で「Black」を Computer(GTP)、「White」をLAN(nngs)。
    2. 「AI Ryusei」にチェック。IP(URL)には 3.135.20.132
    3. Login Name は「Black」に test1 「White」に test2
    4. 「Sudden death time limit」 は 30
    5. 「Board Size」 19 「Komi」 6.5 「Handicap」 None
    6. 「OK」
    7. CGF碁盤を新たに起動して、
    8. 「対局開始」で「Black」を LAN(nngs)、「White」を Computer(GTP)。
    9. それ以外は (2)-(6) と同一。
    10. telnetをインストール。
    11. 「スタート」「Windowsシステムツール」「コマンドプロンプト」
    12. telnet 3.135.20.132 9696
    13. 「Login」 admin 「Password」 admin
    14. who で test1 と test2 がログインしているのを確認
    15. adminmatch test1 test2 b 19 30 0
    16. これでtest1が黒番で対局が開始されます。