第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会の以下の2つの優勝・準優勝プログラムが一力遼七段に挑みます。
第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会優勝ソフト「绝艺」(第2局登場)
-Tencent AI Platform Departmentによるプログラム。UEC杯コンピュータ囲碁大会は初出場、初優勝。
Tencentは、中国のインターネット関連企業、世界最大級のゲーム会社としても有名。プログラムは、
13名の研究者チームによるAIシステム。ネット上では、UEC杯前からその強さについて、話題になって
いた。第10回UEC杯では、ネット上のモノよりもさらに改良版で臨み、予選7戦全勝、決勝も4戦全勝
で完全優勝した。基本的にAlphaGoと同じ、Deep Learningを用いたPolicy NetworkとValue Network
にモンテカルロ木探索を組み合わせた手法である。
第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会準優勝ソフト「DeepZenGo」(第1局登場)
-Team DeepZenGoによるプログラム。UEC杯コンピュータ囲碁大会はZenとして第3回から参加。過去3回
(第5回、第7回、第9回)の優勝。最多勝利賞を受賞。2016年3月にDeepZenGoプロジェクトが発表され、
約1年改良が行われている。技術的には、Deep Learningと用いてPolicy NetworkとValue Networkを構成
し従来のZenと組み合わせて、強化している。