通信対局規約
CGOSのサーバーをUEC杯用に改造したものを対局サーバとして使用します。
1.ネットワーク環境
会場にはWiFiが用意されている。パスワードは会場で公開される。
またLANケーブル(RJ-45 モジュラージャック)も準備される。
IPはDHCPで割り当てられる。ただし手動でIPを設定していただくことがある。
2.対局サーバ
CGOS(UEC杯版)を利用する。サーバのソースはこちらで公開されている。 サーバ : 123.45.67.89 (Slackでお知らせするIPに書き換えてください) ポート : 6819
3.CGOSへの接続用プログラム
Go Text Protocol(GTP)で動くエンジンならば下の2つのいずれかでCGOSに接続できる。 Linux, Windows cgos-client-python-v1.0.0.zip PythonでCGOSに接続するスクリプト Windows cgfgoban112.zip CGF碁盤。Windows 11で動作確認済 通常のCGOSに接続して対局が出来れば大会にも参加可能である。 CGOS(UEC杯版)は日本ルールでコミ6.5、30分です。
4.接続用プログラムの設定 (cgos-client-python-v1.0.0.zip の場合)
1. Pythonのインストール 「Windows installer (64-bit)」を選択。 2. python-3.11.4-amd64.exe を実行。"Add Python.exe to PATH" にチェック。 "Install now" をクリック。 3. cgos-client-python-v1.0.0.zip をダウンロード。 4. cgos-client-python-v1.0.0.zip を展開。 「スタート」で右クリック、「エクスプローラ」、「ダウンロード」フォルダを開く、 「cgos-client-python-v1.0.0」で右クリック、「すべて展開」 5. simple.cfg を編集( cgos-client-python-v1.0.0\cgos-client-python-v1.0.0\ の下にある)。 CommandLine = C:\Go\Lizzie\katago\katago gtp -modelC:\Go\Lizzie\katanetwork.gz -config C:\Go\Lizzie\katago-gtp10.cfg ServerHost = 123.45.67.89 ServerPort = 6819 ServerUser = your_program_name ServerPassword = password 上は Lizzie に含まれる KataGo を動かす場合である。 プログラム名は英数字で18文字まで。 パスワードも英数字で18文字まで。初回ログイン時の内容で登録される。 プログラム名と同じでも可。 6. コマンドプロンプトを開く 「スタート」「すべてのアプリ」「Windowsツール」「コマンド プロンプト」 7. ディレクトリを移動(以下はコマンドプロンプトの中で) c:\Users\yourname> cd Downloads\cgos-client-python-v1.0.0\cgos-client-python-v1.0.0 8. CGOSに接続 > python bin\cgosclient.py simple.cfg テスト対局を開始、へ。
5.接続用プログラムの設定(CGF碁盤の場合)
1. cgfgoban112.zip をダウンロード。 2. cgfgoban112.zip を展開 「スタート」で右クリック、「エクスプローラ」、「ダウンロード」フォルダを開く、 「cgfgoban112.zip」で右クリック、「すべて展開」 3. cgfgoban.exe を実行 ( cgfgoban112\cgfgoban112\ の下にある)。 4.「設定」「GTPの設定」で C:\Go\Lizzie\katago\katago gtp -model C:\Go\Lizzie\katanetwork.gz -config C:\Go\Lizzie\katago-gtp10.cfg 5.「対局」「新規対局」でBlackを「CGOS」、Whiteを「Computer(GTP)」に。 (黒白は対局開始時に自動的に決まる) 「IP(URL)」 123.45.67.89 「Port」 6819 「Login name」 your_program_name 「password」 password 6.「Board Size」 19 「Komi」 6.5 「Handicap」 None 7. 「OK」でCGOSに接続します。
6.テスト対局を開始
参加者はテスト対局を行うことを強く推奨する。大会当日の朝までテストが可能である。
太字の赤が入力する部分でである。
$ telnet 123.45.67.89 6819
Trying 123.45.67.89...
Connected to 123.45.67.89.
Escape character is '^]'.
protocol genmove_analyze
e1
username
admin
password
admin
ok
who
gnugo1 waiting 0 1800.0 200.0
gnugo2 waiting 0 1800.0 200.0
Aya waiting 0 1800.0 200.0
match Aya gnugo1 1800 1800
match Aya(1800?) gnugo1(1800?)
これでgnugo1が黒番で対局が開始される。"match Aya gnugo1 1800 1800" だとdummy1が白番になる。gnugo1 waiting 0 1800.0 200.0 と waitingになっているのが対戦可能。
※ Windows版のtelnet はLine Modeに非対応なので推奨しない。
PuTTYをご利用ください。64bit版のバイナリ。
PuTTY.exe を実行して
「Host Name」 123.45.67.89
「Port」 6819
「Connection Type」で 「Other」を選択してコンボボックスから「Raw」
「Open」で接続。
7.対局を観戦
8.お願い
今回から評価値と読み筋をサーバに送って表示できるようになりました。表示例など。 ぜひ cgos-genmove_analyze を実装して評価値と読み筋を送ってください。 実装例のソースです。