2012年2月27日正午公開
2012年3月14日更新:対戦ルール追加
2012年3月17日更新:対戦結果速報追加
2012年3月29日更新:結果速報修正
<プレスリリース>
電気通信大学
エンターテイメントと認知科学シンポジウム特別イベント
『コンピュータ囲碁がプロ棋士に挑戦!』
日時:2012年3月17日(土) 10時から18時(終了時間は予定)
場所:電気通信大学 西9号館3階
現地解説会:電気通信大学 西9号館3階(入場無料、事前申込み不要ですが、会場に限りがあります)
ニコニコ生放送もご利用ください →特設ページ
趣旨:
コンピュータ将棋の分野では、今年1月にコンピュータが米長邦雄元名人を破るなど、トッププロ棋士に肉薄するレベルに至っている。
コンピュータ囲碁は、ルール上選ぶことができる手(合法手)が多く、チェスライクゲームのようなゲーム木探索手法では組合せ爆発を起こしてしまうばかりか、局面の評価も数値化することが難しく、コンピュータの挑戦を阻んできた。
長い低迷期の中、2006年頃に現れたモンテカルロ木探索の手法が一つの大きなブレークスルーとなり、近年、コンピュータ囲碁は、急速に棋力を伸ばしている。インターネット上の対局場「KGS」では、一部のプログラムがレーティングで5段を記録するなど、ここ数年の棋力向上は著しい。
本イベントでは、昨年12月に電気通信大学で開催したUEC杯コンピュータ囲碁大会で優勝した「Zen」(開発:Team DeepZen)がプロ棋士に挑む。現在世界トップのプログラムがプロ棋士に対してどの程度戦えるのか、九路盤と十九路盤の置き碁対戦を行い、その棋力を測る。そして、コンピュータ囲碁の課題、人間とコンピュータの新しい関係について考察していく。
主催:電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション
協賛:株式会社ドワンゴ
協力:株式会社マイナビ
後援:公益財団法人 日本棋院、
社団法人 人工知能学会、
コンピュータ囲碁フォーラム
当日スケジュール:
<午前の部>
「九路盤ガチンコ対戦!」 (持ち時間:20分、切れたら一手30秒)
日本棋院・
大橋拓文五段
VS コンピュータ囲碁プログラム
Zen
解説:
王銘エン九段、
矢代久美子五段
対戦ルールはこちら
(スケジュール)
9 :45 開会の挨拶
9 :50 対局者紹介、ルール説明 (中国ルール:コミ7目持碁有の予定)
10:00 第1局 対局開始 大橋拓文五段(白番) VS Zen(黒番)
11:00 第2局 対局開始 大橋拓文五段(黒番) VS Zen(白番)
12:00 対局終了予定
<午後の部>
「宇宙流に挑戦!置き碁対戦!」 (持ち時間:30分、切れたら一手30秒)
日本棋院・
武宮正樹九段
VS コンピュータ囲碁プログラム
Zen
解説:
王銘エン九段、
矢代久美子五段
対戦ルールはこちら
(スケジュール)
13:20 対局者紹介、ルール説明 (中国ルールの予定)
13:30 第1局 対局開始 武宮正樹九段(5子) VS Zen
15:30 第2局 対局開始 武宮正樹九段(一番手直り) VS Zen
17:30 対局者感想、インタビューなど
18:00 閉会
※現地解説会:
西9号館3階AVホール(予定)入場無料(但し会場には限りがあります)。9時半開場、対局終了まで。
※なお、当日この対戦の模様を
ニコニコ生放送で放映予定です。放送用ページが決まりましたら、アップロードします。
★取材、その他のお問い合わせ先★
〒182-8585 調布市調布ケ丘1−5−1
電気通信大学 E&C研究ステーション
代表:伊藤毅志
E-mail:
uec-ito(アットマーク)mbc.nifty.com
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/