第22回世界コンピュータ将棋選手権 協賛、協力企業募集

                                        2012年2月29日 公開開始
                                                  参考データ追加


 第22回世界コンピュータ将棋選手権実行委員会では、本選手権の趣旨をご理解いただいて、ご協力
いただける協賛企業、協力企業を募集しております。
 「協賛」の金額は、50万円以上から受け付けております。また、10万円以上50万円未満の賛助金、
または、10万円相当以上の物品の寄贈の場合、「協力」とさせていただきます。さらに、10万円未満の
賛助金または10万円未満の物品寄贈の場合、「寄付」とさせていただきます。その他、ご協力いただき
ます形に応じて、「協賛」「協力」「寄付」等の表現は若干変更させていただくことがございますので、ご了
承下さい。

 それぞれに応じて、以下のような協賛メリットをご用意いたしております。なお、メリットに関しましては、
運営上若干の変更が生じる場合がありますが、その場合は、ご応募いただいた方に御連絡申し上げま
す。ご了承下さい。

 協賛のお申し込み時期は、2012年3月1日より2012年4月3日までとさせていただきます。
 事情により協賛等の決定が遅れる場合は、ご一報いただけますと幸いです。
 本件について、ご不明な点ございましたら、以下の問い合わせ先までお問い合わせ下さい。


1)50万円以上の賛助金の場合、「協賛」となります。
  (特典)
  ・公式HP、及び実況HP上で、商標(ロゴ)などのバナーリンクを張ります。
  ・ポスター、プログラム等印刷物に御社の社名及び商標を記載します。
  ・懇親会(5月5日開催予定)への無料ご招待券5枚を進呈します。

2)10万円以上50万円未満の賛助金、または、10万円相当以上の物品の寄贈の場合、「協力」
となります。

  (特典)
  ・公式HP、及び実況HP上で、商標(ロゴ)などのバナーリンクを張ります。
  ・プログラム等の印刷物に御社の社名を記載します。
  ・懇親会(5月5日開催予定)への無料ご招待券2枚を進呈します。

3)一口1千円以上の賛助金、または、10万円未満程度の物品等の寄贈の場合、「寄付」となります。

  (特典)
  ・10口以上の賛助金をご寄付いただいた方には、懇親会(5月5日開催予定)への無料ご招待券1枚を
   進呈します。


<お申し込み方法>

 1.協賛・協力のお申し込み
  -「協賛・協力お申し込み書」「寄付お申し込み書」に必要事項をご記入の上、メールか郵便で
   ご申請下さい。
     メール送付先:csa_ito@mbn.nifty.com
     郵送先:〒182-8585 調布市調布ヶ丘1−5−1 
                    電気通信大学 WCSC22 広報担当 伊藤毅志宛

    → 当方から折り返し、振り込み銀行口座をお知らせします(申込みから1週間程度以内)

   ※企業によって、請求書など特別な手続きが必要となる場合は、その旨ご連絡下さい。
    対応させていただきます。

 2.お振り込み
  -原則として大会前日までに、指定の口座にお振り込み下さい。

    → 大会終了後、できる限り速やかに領収書と御礼状を送付させていただきます。

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<問い合わせ先>
 ※ご不明な点がございましたら、メールにより何なりとお問い合わせ下さい。

 E-mail: 
  csa_ito@mbn.nifty.com

 担当者:
  WCSC22 広報担当 伊藤毅志
 住所:
  〒182-8585 電気通信大学 情報工学科 
 電話:
  090−8103−5795
 FAX:
  0422−32−9409

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 第22回世界コンピュータ将棋選手権開催趣旨

  情報処理の最先端技術を分かりやすく一般の方に示すのは難しい。その中で、人工知能や知識工学の
応用としての思考ゲームは、結果を勝敗で示すことができるので、一般の方にも技術レベルが分かりやすい
分野である。
 チェスに関しては、1950年頃(コンピュータの黎明期)から既に研究が始まっており、1997年に当時の世界
チャンピオンのカスパロフ氏をコンピュータプログラム「ディープブルー」が破ったことで、ゲームになじみ
のない方々にも大変な衝撃を与えた。将棋は、チェスに比べて、「持ち駒」ルールにより探索空間(ある指し
手、それに対する相手の指し手、それに対する指し手、、、のように、手を読み進めていくときの読み手の総数)
が大きく(チェスでは10の120乗、将棋では10の220乗)、一方、囲碁(10の360乗)よりは小さいため、コンピ
ュータチェスに取り組んでいた研究者など外国人を含め多くが研究を行っている。観測可能な宇宙の全原子の
総数が10の80乗とされているので、探索空間の大きさは、それよりはるかに大きい。
 コンピュータ将棋の研究は1974年に始まった。チェスの研究開始から世界チャンピオンを破るまでほぼ50年
かかったので、将棋についても、研究の始まりから数えて50年後の2024年頃までにはプロのトップ棋士に迫る
ものが出てくると期待されている。実際、1995年頃アマチュア初段レベルに到達し、その後、2年で1段ずつ
レベルが上がり、2005年頃にはアマチュア六段(県代表程度)となり、2010年10月には情報処理学会の特製
プログラム「あから2010」が清水女流王将に勝利を収め、2012年1月には、第1回電王戦において、米長邦雄
永世棋聖に対して、第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「ボンクラーズ」が勝利を収めるなど、現在
のトッププログラムの実力は男性プロ棋士のレベルになったと言われており、従来の予想よりかなり早まり数年
以内にはトッププロ棋士のレベルに到達する可能性が高まってきている。
 コンピュータ将棋選手権は、1990年に第1回が行われ、その後ほぼ1年に1回行われてきている。2012年
には第22回世界コンピュータ将棋選手権が行われる。この選手権は、研究成果の公表(パフォーマンス)の
場としての意義を持ち、これが、研究のための研究ではなく、実用的な面を明らかにすることで一般の方に
情報処理の最先端技術の成果を示すと共に、新しいアルゴリズムの実験の場として、参加者間の情報交換
を行うことによるさらなる情報処理技術の進歩を促す場ともなっている。
 コンピュータ将棋協会は、情報処理学会と共にゲームプログラミングワークショップ(GPW)にも協力
しており、この選手権の上位入賞ソフトのアルゴリズムについて研究発表という形での情報公開を促し、全体
としてのレベルを上げると共に新たな研究者が容易にコンピュータ将棋に参入できるように支援も行なっている。
この積極的な情報公開の考え方が、コンピュータ将棋の進歩を早めてきたばかりか、情報処理技術の進歩にも
貢献してきたと考えている。

                                             2012年2月
                                             CSA会長 瀧澤武信


参考データ


★ 2011年 第21回世界コンピュータ将棋選手権 関連ページ、アクセス実績一覧
  ※()内は、第20回の数です。

中継トップページへの「アクセス数(左側)」と「ユーザ数:ユニークIP数(右側)」
  http://homepage.mac.com/junichi_takada/wcsc21/

 初日   5,353 ( 7,790)      1,535 (1,789)
2日目   11,261 (14,817)     2,472 (3,174)
最終日  18,255 (17,213)     5,737 (4,503)
 翌日    1,815 (2,289)      2,189 (1,926)

中継blog への「アクセス数(左側)」と「訪問者数:ユニークIP数(右側)」
  http://computer-shogi-live.cocolog-nifty.com/

 前日     167 (350)        123 (159)
 初日    3,582 (5,248)      1,335 (1,436)
2日目    7,747 (10,617)     2,240 (2,501)
最終日  12,825 (17,447)     2,860 (4,205)
 翌日    2,792 (4,675)       893 (1,518)

CSA:コンピュータ将棋協会トップページへの「アクセス数」
  http://www.computer-shogi.org/

 初日    1,762 (2,418)
2日目    2,958 (3,090)
最終日    5,124 (4,412)
 翌日    1,973 (2,261)

Dwangoニコニコ生放送(最終日)「来場者数(2011/5現在)」及び「コメント数」
  http://live.nicovideo.jp/gate/lv47425841

        97,264人        [コメント:70,272]

※2011年は、震災後ということもあり、自粛ムードの中、現地解説会場への来場者は減少した。
その代わり、ドワンゴによるニコニコ生放送には、10万件近いアクセスを集めた。


【参考】
 2012年1月14日に行われた将棋電王戦「米長邦雄永世棋聖VSボンクラーズ」のニコニコ生放送
ページへの「来場者数(2012/2/29現在)」、「コメント数」は、以下のとおりです。
(本選手権は、来年の電王戦への出場5プログラムの選考に影響を与えると言われておりますので、
注目を集めるイベントになると思います。)

      375,809人        [コメント:279,666]

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2010年までのネット中継ページ中継Blogなどのアクセス件数 ※()内は、2009年のデータ

中継トップページ アクセス数
 初日  7,790  (6,517)
2日目  14,817 (14,286)
3日目  17,213 (19,798)

中継 blog アクセス数
 前日   350  (206)
 初日  5,248  (4,901)
2日目  10,617 (11,009)
3日目  17,447 (18,622)


※2009年は、3日目に一般向けの現地解説会が開催されなかったが、2010年は解説会が開催され、
200名入場の会場が満席となる盛況だった。その違いが昨年の3日目のアクセス数の減少に関連して
いる可能性がある。